The Shining
「The Shining」のレビュー・感想

【小説か?映画か?】
この作品を読む人の半分かそれ以上が映画から入ってるような気がするがどうだろうか。
キューブリック作品は映像や内容、俳優の怪演で非常に記憶に残る作品だった。
しかし、キングはこの映画が好きではなかったと聞く。
本と映画はまったく別物といえるかもしれない。
コアの内容は同じだけれども、小説の結末や、とくにクライマックスのあたりなど映画と全く違うことに容易に気づくだろう。
どちらがいいか、という議論になるといつまでたっても結論は出ないだろう。
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【ジャックの印象が180度変わる キング氏のとんでもない作家力を見せつけられる】
おそらく皆はジャック・ニコルソン扮するジャックを想像するのだろうが、
原作を読み終わるとジャックの印象が180度変わる。
ドラマ版は忠実に再現されているので見てほしい。
ジャックとダニーの最後のやり取りは涙無しでは語れない。
さてキング氏の小説家としてのトンデモナイ技術についてだが、
語ると長くなるので要約すると、
@登場人物が非常に少ない中で物凄い掘り下げる
A基本的に1人称の書き方なのだが、それぞれがきちんと個性を持っていて非常に深く心理描写を丁寧に表...

【長い長い伏線の上巻、怒濤のクライマックスの下巻】
「シャイニング」は多くのモダンホラーファンが、
モダンホラーの最高傑作だと文句なく認めるだろう。
私はキューブリックの映画も大好きだが、
原作はもっと好きだ。
この「シャイニング」は、
ホラー小説を好む読者の文字通り「必読書」だと思う。
あらためて読み直してみると、
上巻は、主人公ジャックとその家族の状況、内面が丁寧に描かれて行く。
怪異は未だおこらない。
ジャックのアルコール依存とかんしゃくがこれでもかと描かれ、
家族が袋小路に...

【この人が初めに受けた頃】
この人が受けた頃が90年代で、それまで未訳だったものが大量に翻訳されファンには嬉しかったです。ただ、前の世代の評論家には受けが悪く私が好きだった故・瀬戸川猛資さんなんかも実力は認めるが好きではない、と仰ってました。何故このような差が生まれたかは諸説ありますが私の個人的な考えでは世代によってリアリティを感じるものが違うからではと思います。私の10代前の小学生の頃(80年代)に心霊写真、UFOの写真、超能力(スプーンまげ等)、未知の生物(ネッシー、雪男等)がはやり、この手の科学では割り切れない未...
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