ゲーテとの対話 中 (岩波文庫 赤 409-2)
「ゲーテとの対話 中 (岩波文庫 赤 409-2)」のレビュー・感想

【上を買って中を買って】
著者の人柄か、ゲーテの偉大さか、
本自体が穏やかでのんびりとしていて、読んでいて牧歌的にな気持ちになります。
芸術論が多い印象を受けました。
芸術にあまり興味のない人は、意味が分からないかもしれませんが、
物事はこう見るんだよ、というゲーテの言葉には叡智のきらめきがほとばしっています。
ずっと手元の置いて読み返したい本です。
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【エッカーマンは、偉い。】
本書を読んで、ゲーテの傑作中の傑作『ファウスト・第2部』が完成したのが、エッカーマンの助力によることを、初めて知りました。エッカーマンという人は、ある意味、ビートルズで言えば《リンゴ・スター》のような存在だったのかも知れません。もし《リンゴ・スター》がいなければ、『ホワイト・アルバム』や『アビイ・ロード』が存在しなかったのと同じように、もしエッカーマンがいなければ、『ファウスト・第2部』も存在しなかったのかも知れません。エッカーマンに《感謝》という感じです。(かく言う私も、いろんな人に《感謝》し...

【金もうけの前に読むべき本】
若いうちに読むべき本としてこの「ゲーテとの対話」があげられるが、たしかにそうかもしれない。お金を稼ぐ身になると、この種の精神論が煩わしくなってしまうのだ。それだけでは生きていけないんだよね、という気持ちが先立ってしまい、このエッカーマンとゲーテの対話にも「心がついて行けない」状態になる。高校生から大学生、少なくとも生活の為に働く前にこれは読まねばならない本だろう。私は少し遅かった。
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