泣き虫ハァちゃん (新潮文庫)

定価:¥ 580
値段:¥ 580
中古価格:¥ 199
在庫状況:在庫あり

Amazonで詳細を見る!


読者の感想・レビュー(レビューを読む
心があったかくなります
子どもの気持ちを描いた作品
きっと春が来ますよね、河合先生…
子供に帰る、そして繋ぐ
発売日:2010-05-28
ランキング:214301位

この商品はAmazon.co.jpで購入できます。このボタンをクリックすると、商品がカートに入ります。商品の購入決済は Amazon.co.jp にて行っていただけます。

「泣き虫ハァちゃん (新潮文庫)」のレビュー・感想

【心があったかくなります】
河合隼雄先生の子供時代の経験をもとに書かれたお話です。ユーモアにも富んでいて 読んでいて心がほんのりとあったかくなりました。家族の在り方・兄弟とのやりとり・遊び・学校生活・ご近所の話など色々なことが書かれてあります。子供が主人公なのに 話の中にちらちらと出てくる大人の存在感は際立っていて素敵だなと思いました。子供の命や人権が大切にされない報道が目につく今 大人が何回か読み返してもよい内容ではないかと思います。 看護師の求人常勤の医師 求人薬剤師募集も全部ここでOK、ヨガ教室パワーストーン

【子どもの気持ちを描いた作品】
 河合先生の遺作となった自伝的小説ということで、大変期待して読ませてもらいましたが、期待通りでした。分析的な解釈が物語に織り込まれているかと思っていたのですが、これは純粋な物語です。子どもの本心、成長が優しいタッチで描かれています。岡田知子さんの絵がまたよかったです。そして、最後の先生の奥様、谷川俊太郎の詩、など、最後のページまで読み応えがありました。河合先生が後世に残しておきたかったお話、なのでしょうか。子どもの心は、いつの世も変わらない、と伝えたかったのでしょうか。村上春樹氏も言っていま...

【きっと春が来ますよね、河合先生…】
執筆途中でお亡くなりになった、まさに最後の著書のようです。
河合先生の子どもの頃の家族構成、時代背景など、私が育ってきた時代とはずいぶん違いますので、
「そういうものかな」と想像で読むしかないところもありました。
自分の父母のすることを敬語で表すことなど、私はありませんでしたし。
でも、最後の最後にありがたい言葉が私を待っていてくれました。

…(前略)ハァちゃんにとって小学校四年生は、「冬の時代」だったかも知れない。(中略)しかし、
ハァちゃんは冬が去って...

【子供に帰る、そして繋ぐ】
 実質著者の遺作となったこの作品。この作品を書きながら天に召されたと思うと著者は何か感じていたのでしょうか。日本人のアイデンティティ、日本人の家庭のあり方を探し続けた著者の原点と生き様が、純粋な著者の懐古、心温まる挿絵、谷川俊太郎氏の送別の詞と相交わり一冊の本となっています。子供の童話であり大人の童話でもあります。