IT〈2〉 (文春文庫)
「IT〈2〉 (文春文庫)」のレビュー・感想

【ハウスコム】
僕は半年かけて読みました。
登場人物達にものすごく惹かれ、その半年は自分もデリーの街にいる気分でした。
家の近所に不動産屋ハウスコムの看板広告があるのですが、それを見るたびに、ベン・ハンスコムを連想していました。
いじめっ子ヘンリー・バワーズは怖かった。
なぜか、刑務所で月の声を聞くヘンリー・バワーズの姿は印象に残りました。
ベヴァリーの夫も怖かった。
相手が蜘蛛とかだったら怖くないのだけれど、人だと怖い。
今、またあの六人とヘンリー・バワーズに会いたくなり...
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パワーストーン

【圧倒的な恐怖】
デリーの町で暮らす7人の子供達が協力して「IT」と対決する。
その「IT」は、イットというぐらいなので、正体は分からない。
でも、「それ」は確かにいるのです。
誰もが子供の時に感じる身近な恐怖がこの本にはあります。
その印象は、スタンド・バイ・ミーを彷彿させ、7人の友情は、
覆いかぶさる恐怖の影と対照的に、とても眩しく感じます。
そして、その恐怖はいろいろな形に姿を変えて、子供たちを襲います。
その象徴として、ピエロが登場します。
私も、この本を読む前...

【キング最高傑作】
モダンホラーの最高傑作。
「IT」は最初ドラマで知りました。
そのドラマに出てくるピエロが子供心に強烈なトラウマを刻んでくれたんですが、原作は主人公たちの少年時代のエピソードと成長してからの生活の対比などがさらに詳細に描写されてます。
キングは本当文章が上手い。こんな比喩や表現があったのか!と目からぽろぽろ鱗が落ちます。心理描写も秀逸。軽やかなユーモアを交えた筆致が深層にひそむ恐怖をじわじわ炙り出します。
ピエロの不気味な存在感は勿論なんですが、本書一番の見所はやはり郷愁誘...

【誤訳の嵐】
私はこの作品を原書で読んだが、試しに邦訳版をのぞいてみて驚いた。全編を通して、誤訳、誤魔化し訳の嵐。明らかにアメリカ文化に精通していない愚か者が翻訳したとしか言いようが無い。全くの馬鹿野郎である。
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