カッコウの卵は誰のもの
「カッコウの卵は誰のもの」のレビュー・感想

【ちょっと手詰まり感】
作者の作品は大好きで、一日で一気に読むのですが、
なぜか数日かかりました。大筋もどこかで読んだような・・・
そんな感覚でした。
次作に期待。皆が新作を求めているのだと思いますが
少し期間を空けても良いのではないかと思います。私が言うのもなんなんですが・・・

【才能を活かそう】
主人公は緋田。元社会人スキー選手だったが、大成功はせず、今は同じくスキー選手になった娘に期待している。その娘にはスキーの才能があった。しかし、同時に、彼には受け入れがたい秘密が…。
著者、久しぶりのスポーツミステリー。「鳥人計画」で東野さんのファンになった私としては、待ってましたと言いたいところである。読んだのは、ちょうどバンクーバー五輪の最中で、テレビ観戦した場面とリンクさせて読めた。スキー競技をメインにしているため、五輪の余韻が残っているうちに読んだほうが面白いだろう。
小説...

【目の付け所が上手過ぎる。】
このハイペースぶりは凄いし、題材の選び方も天才的に上手いと思う。
出だし完璧。でも死人が出た時点から、
なんか無理やりミステリー風味を付けた感じもするし、
焦点がぶれてきた気もする。
サブキャラの男の子も、主人公とあまり絡まなかったし、どうも不完全燃焼。
結局、女の子の葛藤はあんまりなかったわけで、
そこに深みがなかった、要因があるのではと思う。
これって、スキーでなくても陸上でも野球でもよくて、
その中でスキーを選ぶとこが、東野さ...

【今だからこそ<親子の絆>を問い直す作風に新鮮味が?】
帯にあるように東野圭吾は「立ち止まらない」というのは紛れもない事実だ。実際、書店での彼の作品の扱い方は別格ともいえる待遇をうけている。それだけ幅広い読者層に浸透している証左であろう。むろん私もその一人だ。前作の『新参者』もテレビドラマ化されるようで、ガリレオの湯川学以前に東野作品でシリーズ化していた刑事・加賀恭一郎がついに実在の人物となる。湯川以上に加賀ファンである読者には興味津々といったところだろう。
帯には「さらに先へ行く傑作」ともある。一読してその意味は正直なところ...
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