スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー)
「スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー)」のレビュー・感想

【良作中・短編】
キングの真骨頂はやはり長編であって、短編はどうもちょっと・・
と思ってきた人にも、中編の『霧』や短編の『トッド夫人の近道』など十分楽しめる作品。
でもやはりこのシリーズは、例えば平山夢明の「独白するユニバーサル横メルカトル」のような職人芸的悪趣味のコラージュ?のように
読んでキモチワルイ感をクールで爽快だと思える人には、期待通りの読後感を与えるものだと思う。
個人的に印象に残った『生きのびるやつ』。
嵐で遭難して無人島にひとり漂着した青年
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【見えないものの恐怖!映画と小説の表現の違いを楽しむ。】
「今日の早川さん」の作者COCOさんのブログで紹介されていたので、読んでみました。とにかく「霧」が秀逸です。見えないことの恐怖、集団ヒステリー、そして驚きの現実。異形のものが何となく「マブラブ・オルタナテイブ」っぽい感じ。先日、映画を見てきました。見えないものの恐怖を、ダラボン監督がとてもうまく表現していました。特に宗教かぶれのおばさんがみんなを先導してゆく場面はとてもリアル。映画のラストは小説と異なり、強烈なインパクトを感じましたが、少々本編のストーリーとつじつまが合わなくなるような気がしまし...

【観た方にもオススメします。】
「ショーシャンク」、「グリーンマイル」と
原作に忠実に映画化し続けていたフランク・ダラボン。
今回はエンディングを大幅に変えることにより、
作品そのものの持つ性格をまるで変えてしまいました。
その評価は置いておいて、映画をご覧になられた方でも、
「霧」を含むこの短編集は十分に購入の価値があるかと思います。
「霧」は、物語の終え方により、
その深い魅力を獲得してると言えるかと思います。
(そのやり方には著者自身、本作品中でイイワケしちゃって...

【収録作品、霧は傑作。それ以外はイマイチかも】
「霧」目当てに購入しました。
いやー、これは面白い! 極限状態に置かれた人間がどんどんおかしくなっていく様は流石キングといったところです。妻子持ちの主人公も、ありがちな聖人君子ではなく欲望に流されがちな人間臭いキャラで○です。
しかしそれ以外の短編・掌編はイマイチかも? キングは初期短編が傑作ぞろいと聞いていたので、ヤマなしオチなしのものが多いのにはちょっとがっかりしました。
まぁ、霧目当てに買う人にはオススメですけどね。
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