尼僧院から来た花嫁 (ハーレクイン文庫)
「尼僧院から来た花嫁 (ハーレクイン文庫)」のレビュー・感想

【一気読みしてしまいました。】
この小説は、ヒーローの成長物語のような感じをうけました。最初は他人の気持ちも思いやれず、愛情も感謝の気持ちも、憐憫や家族愛も持たず、復讐心しか持たない、顔だけ美しいだけの大金持ちのお坊ちゃまだったヒーローが、ヒロインと暮らすうちに、色々な感情が芽生え、読み手には珍妙に思えるような嫉妬や独占欲や過保護ぶりをさらし、最後には愛情を持つ対象をヒロインだけでなく子供や友人や家族にまで広げていく様子を一気に読ませてくれました。
ヒロインも赤毛の女性のイメージ通りに激しい性格で、このヒーローにはうっ...
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【愚かな復讐心に囚われた哀れなヒーロー】
既に殺害された敵に未だ復讐の念を持つヒーローとその敵の姪で修道院育ちのヒロイン。
亡くなった敵の領地の為に国王からヒロインと結婚するよう命じられたヒーロー。
復讐心に囚われたヒーローは自分が果たせなかった仕返しをする為にヒロインを迎えに。
一目見てヒーローは別の感情に囚われるが、何も知らない修道院育ちのヒロインは冷たい感情を感じつつヒーローと結婚します。
最初からヒーローはヒロインに惹かれているのですが、過去の復讐心が納まらずヒロインに矛先を向けるのはちょっと阿呆に思えま...

【男女の間に復讐感情はありえない!?】
恨みの矛先を自分の花嫁に向けるヒーローはこのうえなく鬼畜で傲慢。とにかくヒロインに辛く当たる当たる・・・。それでもヒーローの他の男の目に触れさせたくないという独占欲や、時折見せる熱い視線に、辛く当たられても惹かれてしまうヒロインの姿は、強気な態度でヒーローに接していても、切なさを感じさせます。
しかし後半は、ヒーローが彼女に対して復讐することをやめたときから物語は前半の切なさはどこへ行ったのか、一転してコミカルになります。ヒロインに対する独占欲はそのままに、なんだか妙な行動ばかりしている...
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