新装版 魔法の声
「新装版 魔法の声」のレビュー・感想

【魔法と不思議の世界】
魔法の力を必ずしも自分のために使うことができなかったモー。
その娘のメギーは、父親と同じ力を持つことを知らないでいた。
「なんでも思う通りになるのが魔法だ」ということではないことを、嫌と言うほど思い知らされる。
親娘が、不思議な世界の中に取り込まれていってしまうのと同じように,
読んでいる自分も不思議の世界の中にはまって行きました。
続刊の「魔法の文字」まで、一気に読みました。
ダレンシャン、ハリーポッター以来の速読できた物語です。
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【魅力的な声】
本を音読すると、本の登場人物が現実の世界に飛び出す、それはわくわくする話なのに、肝心の魅力的な声を持つというモーに説得力がない気がした。モーの言葉遣いが、なんだかぞんざいな気がして。これはたぶん日本語の問題だと思う。

【だれもが一度は夢見た世界】
この「魔法の声」を読んだ感激は言い表せない。
誰もが幼年から少女時代に「本の中の人に会いたい」と何度想像したことだろう。
このフンケの物語は、主人公の少女メギーに実現させてしまっている。
その方法が「声」。
しかしながら、そんな「魔法」はハッピーなことばかりではない。
謎に包まれた彼女の父親との生活、
なぜ、母親がいないか・・・
メギーはある夜「ホコリ指」が訪問してくるとともに、いろいろな事情を知ってしまう。
11歳の私の息子も夢中になったファンタジー...

【「文字は魔法の力を持つ」】
「どろぼうの神さま」「竜の騎士」についで、コルネーリア・フンケの三作目。
この物語は、「本」「文字」の力を中心に描いています。
本の修繕を業とする父親を持つ12歳の少女メギーが主人公です。
本を朗読する事により、物語の中の登場人物を表に登場させる力を持つ父親をめぐる事件が起こります。
「文字は魔法の力を持つ」という言葉が、何度も登場しますが、「本」「文字」には、現実を変える力があるとしています。現実とは、社会であり個人でもあるのでしょう。
「物語」とは、ある意...
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